大菩薩嶺 Daibosatsurei (2008.7.12)
梅雨明けを思わせる7月の暑い日、久しぶりに大菩薩嶺から大菩薩峠、熊沢山を越えて、2年前に歩いた石丸峠から小金沢山を目の前に臨む
狼平手前まで、一面の笹原と点在するカラマツと夏空の中、富士山、南アルプス、八ヶ岳の展望をお供に気持ちの良い稜線歩きができました。
福ちゃん荘前コース図
上日川峠、ロッジ長兵衛前のまだガラガラの駐車場に車を止め、早朝6時半登り始めます。20分の林道歩きで福ちゃん荘に到着です。そこから雷岩と大菩薩嶺を目指します。
唐松尾根から富士山
樹林帯を抜け、唐松林の尾根道を緩やかに登ってきました。空が開けて振り返ると富士山が向かえてくれました。
サラサドウダンツツジ
登山道いたるところに咲いていたかわいいサラサドウダンツツジです。少し時期を過ぎていたようです。
大菩薩嶺
福ちゃん荘からちょうど1時間で雷岩に到着でした。そこからほんの10分ほどで大菩薩嶺、標高2056mに到着です。ここは木に囲まれて展望はありませんので、すぐに雷岩に戻り、今度は大菩薩峠へ富士山をお供に稜線を下って行きます。
岩の上で
ところどころに大きな岩がごろごろしています。一つに立ってみました。
稜線から
さっきまでいた雷岩を振り返りました。草原とカラマツ、青い空、素敵な景色です。
稜線から
もう少し下ってきました。まだまだ気持ちの良いなだらかな稜線が続きます。
岩の上で
大きな岩の上から展望を楽しみました。座るにはちょっと不安定なでこぼこ岩でした。
金峰山
振り返ると奥秩父の山々も見えています。望遠レンズで撮った大きな五丈岩のある金峰山です。
赤岳
やはり望遠レンズで撮った赤岳です。すぐ右側のギザギザの頭は横岳です。
記念撮影
稜線から少し外れて、展望の良い所で出会った単独の方が撮ってくださいました。ここで展望を動画に収めました。こちらです。
熊沢山から
賽の河原を過ぎてすぐに大菩薩峠に到着しました。そこから樹林帯に入り、ほんの20分ほど熊沢山に登り返し、左下の石丸峠へ下ります。右は小金沢山です。
石丸峠で
ちょうど2年前にここから南に縦走しました。道しるべも新しくなっていました。
熊沢山
石丸峠からなだらかに登ってきました。振り返るとさっき下った熊沢山と大菩薩嶺が見えていました。
熊沢山
眼下の狼平と大きな小金沢山へ少し下って景色を楽しみました。ここから小金沢山まで往復1時間ですが、渋滞を避けて早く家路に着きたい私たちはここで早いお昼を食べ、11時にまた熊沢山に登り返し、大菩薩峠へ戻って下山することにしました。ここからの展望を動画にしました。こちらです。
景色
草原には小さな花が咲き、青空には真っ白な積乱雲、遥か下の草原を渡る雲の影と爽やかな風、ほんとに気持ちの良い稜線でした。
景色
小金沢山とずっと続く稜線、2年前に辿った道です。
ミツバツチグリ
お昼を食べた岩の近くに小さいお花畑を作るほどたくさん咲いていました。踏まないようにそっと歩きましたが、私たちと入れ違いにやって来た二人が花の上にシートを敷きザックを置いていました。せっかく咲いた小さな花が潰れなかったことを願うばかりでした。
ニョホウチドリ
草原の中に隠れるように咲いていました。気がつく人は少ないかも知れません。
シマグロヒョウモンチョウ
大きな蝶です。音を立てないようにそっと近づいて撮りました。少し小さめのヒョウモンチョウもたくさん飛んでいました。
ウマノアシガタ
登山道いたるところに咲いていました。
熊沢山へ
石丸峠に戻ってきました。これから熊沢山を登り返すところです。大菩薩峠に戻って、ほんの40分林道を下ると駐車場に着きました。
石丸峠
ここの道しるべも新しくなっていました。この日は15、6名の二組の団体さんに会いました。この頃ではこの小金沢連嶺も登山者に人気なのでしょう。駐車場から大菩薩嶺まで1時間30分ほどの登りでした。
大菩薩峠までの稜線歩きは、下りなのでゆっくり歩いても1時間もあれば十分です。峠から福ちゃん荘まで30分、そこから駐車場まで10分でした。
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