権現岳 Gongendake (2007.8.25)
下界ではまだ残暑厳しい晩夏の一日、八ヶ岳南の南アルプスの展望台、権現岳に山仲間と一緒に登ってきました。早朝の観音平に
車を止め、一旦下って、三ツ頭へのアトノ尾根を登って行きました。笹とカラマツ林の中を登り始めるとキオンなどの花が迎えてくれました。
木戸口公園ヘリポートから三ツ頭への尾根道、稜線の岩場から山頂へ、足元にはたくさんの花が咲き、蝶が舞い、トンボが飛び交っていました。
笹とカラマツ林を登る
観音平からは少しですけど、一旦下ってアトノ尾根を目指します。登り始めはずっとカラマツ林、早朝の木漏れ日の中、笹原の中を縫うように登って行きます。登山道はキオン、ホタルブクロ、ミヤマコゴメグサ、ウスユキソウ、イブキジャコウソウ、アザミなどの花々に彩られ、ようやく木戸口公園ヘリポートに到着すると、富士山、奥秩父、南アルプスの展望が迎えてくれました。
木戸口公園ヘリポートで小さな山仲間と
ようやく樹林帯を抜け、明るい木戸口公園ヘリポートにやってきました。目の前にはすばらしい展望が広がります。砂礫の斜面にあった大きな岩に登ってみました。富士山をバックに小さな山仲間と記念撮影です。
南アルプスを望む
眼下には小淵沢の麓が広がり、その向こうに高く聳える南アルプスの山々です。
皆で記念撮影
すばらしい展望をバックに皆で記念撮影をします。ヘリポートまでは長い樹林帯を抜けてきました。この展望に癒されて、ほっと一息です。
ヘリポートから富士山
南アルプスの隣には富士山も綺麗に見えていました。
尾根道から権現岳山頂
木戸口公園ヘリポートを後に、お花が咲く尾根道を登ってきました。谷を隔てて、向こう側には編笠山と青年小屋、そこから右に辿って行くとこれから目指す権現岳が見えていました。
山頂から
トウヤクリンドウが無数に咲く尾根道を三ツ頭を経由して山頂まで登ってきました。生憎ガスに覆われ展望がなかったのですけど、暫くするとこのようにすばらしい展望です。遠く蓼科山も見えています。
山頂から赤岳と山々
キレットを隔てて、赤岳、中岳、阿弥陀岳、赤岳の向こうに、ゴツゴツの横岳、丸く平らな硫黄岳も見えています。
登山道で
道のいたるところにお花畑が広がり、それは気持ちの良い稜線歩きです。この鮮やかな黄色の花はキオン、このキオンとアキノキリンソウはずっと登山道を彩っていました。
山頂を振り返る
稜線を少し下ってきました。振り返ると大きな岩が積み重なった山頂が見えています。頂から少し下って権現小屋も見えています。
岩場で
鎖のある岩場とザレ場を下って行きます。途中で振り返り写真を撮りました。
お花畑
登山道脇の小さな斜面にも小さな花が咲くお花畑があって、良く見ると、たくさんの種類の花が咲いていること!期待していなかっただけに嬉しかったです。
岩場を下る
何箇所かこんな岩場を下って行きます。急斜面ですけど、岩が階段のようになって、危ないところはありません。
登山道を行く
だいぶ下ってきました。道も緩やかな道から平坦な道へ。ここまで来れば、向こうに見える編笠山の下に建つ青年小屋はもうすぐです。
キオン
青年小屋の屋根が見えてくると、辺りはキオンなどが咲くお花畑、見事な群生に写真を撮ります。
アトノ尾根
青年小屋から観音平へ下って行きます。途中で朝のアトノ尾根が見渡せました。ここからは樹林帯に入り、押出川出会いを経て、観音平まで一気に下って行きました。早朝6時半に歩き初めて山頂には11時半でしたので、お花の写真を撮りながら、5時間の道程でした。
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