箱根湯坂路 Hakone-Yusakamichi(2006.6.17)

初夏に近いこの時期、鎌倉時代に箱根峠越えに使われた鎌倉古道、あちこちに石畳が残る路を歩いてみました。
もうすっかり緑を濃くした桜と紅葉の木々の間の尾根道を浅間山から箱根湯元まで下って行きます。

紅葉

登山道、新緑をつける紅葉

箱根登山鉄道の車窓からアジサイを見ながら登って行き、4つ目の駅小涌谷で降ります。登山道に入るとまず眩しいばかりの葉をつけた紅葉の木です。

千条の滝

千条の滝

少し行くと、山肌から染み出るように流れ落ちる千条の滝があります。何日も雨が続いた後のためいつもより水量があります。

千条の滝

千条の滝

千条の滝の辺りは夏でもひんやりと涼しい空気に満たされて、登山者にとって一息つける絶好の場所です。また小涌谷からここまでは、平坦な道を辿って誰でも訪れることができます。

流れ

近くの流れ

すぐ近くの流れにかかる木の橋を渡って登山道に入ります。右に行けば鷹ノ巣山、左は浅間山方面。一番速く尾根道に出られる鷹ノ巣山へ向け登って行きます。

登山道から

登山道から

薄暗い登山道をつづらに登って行きます。あたりは杉の木でしょうか、真っ直ぐに空に向かって立っています。

蝶と二ガナ

蝶と二ガナ

鷹ノ巣山と浅間山の間の広々とした尾根の上に出ると、辺りに咲いている二ガナの花に飛び交うアゲハチョウに会うことができました。

蝶と二ガナ

蝶と二ガナ

きれいな模様の羽を持つアゲハチョウです。数え切れないほど飛び交っていました。色が薄い羽の蝶、まだ羽化したばかりでしょうか。同じ模様を持つ黒い羽の蝶もたくさん飛んでいました。

ミツバツチグリ

ミツバツチグリ

湯坂路のアジサイはまだ蕾が小さく、黄色で小さな花、二ガナが道をずっと飾っていましたけれど、時折このミツバツチグリやアザミが目を楽しませてくれました。

アザミ

アザミ

あちこちに咲くアザミは蝶が好む花でしょう、やはりアゲハチョウやモンシロチョウが嬉しそうに飛び交っていました。

サクラ

サクラ

この湯坂路の両側にはたくさんのサクラの木があります。殆どは山サクラですけれど、もうすっかり葉を茂らせていました。よく見るとこのように赤い小さな実をつけていました。

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