小金沢山ー黒岳 Koganesawayama-Kurodake(2006.6.4)

中里介山の小説ですっかり有名になって、登る人も多い大菩薩嶺、そこから気持のよい笹原を南に辿ると
熊沢山を越えて石丸峠に出ます。そこからが今回の縦走路、小金沢山、黒岳を経て湯ノ丸峠に下山します。
遠くには南アルプス、行く手には大きな富士山をお供に、足元のかわいい花々と語らいながらの気持の良い稜線歩きでした。

落葉松の新緑

落葉松の新緑

登山道は上日川峠手前林道から、熊沢山と小金沢山の鞍部、石丸峠へと登って行きます。落葉松林の中のきつい登りの後尾根に出ると、大きな富士山が出迎えてくれました。

富士山

石丸峠へ向かう尾根から富士山

雲海に浮かぶ大きな富士山です。西に目を転じると南アルプスの山並みが連なっています。この日はあいにく少し霞んでいました。

大菩薩の稜線

稜線の登りから熊沢山を経て大菩薩遠望

笹原の稜線を緩やかに登って行くと、今辿ってきた石丸峠と熊沢山、その向こうに大菩薩嶺からの稜線が見えていました。

小金沢山から黒岳方面

稜線から小金沢山と黒岳

小さいピークを越えて、これから縦走する標高2014mの小金沢山が見えてきました。稜線を辿り、一番奥のピークが黒岳です。

小金沢山を振り返る

辿った道を振り返る

気持の良い笹原の稜線を降りてきました。広々とした鞍部から小金沢山を登って行きます。。

富士山

小金沢山の山頂から富士山

美しい白樺や落葉松の新緑を楽しみながら、少し登って行くと、展望が一段と開けた小金沢山に着きました。ここからも雲海と美しい富士の展望でした。

シロバナヘビイチゴ

シロバナヘビイチゴ

登山道はずっとシロバナヘビイチゴに彩られていました。笹の葉に隠れるように登山道脇に咲いていたり、広いところでは群生していました。

チゴユリ

チゴユリ

展望のない黒岳の周辺は地面からいたるところにマイヅルソウが顔を出していましたが、花の時期には少し早かったようです。湯ノ丸峠に下って行くとひっそりとチゴユリが咲いていました。

ニリンソウ

ニリンソウ

湯ノ丸峠、駐車場脇にはニリンソウの群生地がありました。まだ咲き始めて間もないのでしょう。たくさん蕾をつけていました。

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