西穂高夏 Nishihotaka (2008.08.02)
大好きな山西穂高へ日帰りで行ってきました。8月から新穂高ロープウェイの始発時間が早まりました。それを利用して一気に2100mを超える西穂高口へ、
西穂山荘への樹林帯を抜け稜線からの展望のすばらしかったこと。丸山からはいつものように大きな笠ヶ岳や大正池を隔てて霞沢岳が迎えてくれました。
稜線から下へ岩の急斜面に広がるお花畑を見ながら、迫力ある穂高連峰とつり尾根、遠く槍の雄姿が望まれる山頂と次のピークへ到達しました。
西穂山荘裏から笠ヶ岳
ロープウェイ西穂高口から1時間登ると西穂山荘裏手に出ます。振り返ると大きな笠ヶ岳が迎えてくれました。
西穂山荘前
山荘前で少し休憩して不要な荷物をデポして西穂へ出発です。
霞沢岳
山荘前から大正池を隔て霞沢岳が大きく聳えます。
ハクサンフウロ
山荘付近に咲いていたかわいい響きを持つ花です。
丸山付近から笠ヶ岳
ハイマツ帯の丸山から山頂を目指して登って行くと、いつものように大きな山容の笠ヶ岳がずっと見守ってくれます。
丸山付近から西穂
これから行く稜線です。緑のハイマツ帯を登って行くと、独標から頂までは高度感ある岩稜帯のアップダウンが続きます。
丸山付近から焼岳
少し登って振り返ると、荒々しい焼岳と遠く乗鞍岳です。
笠ヶ岳と私
丸山付近から笠ヶ岳をバックに記念写真です。
トウヤクリンドウ
岩場の陰に咲いていたトウヤクリンドウです。白く透き通るような花びらはあまりに控えめで気付く登山者はいないようでした。
チシマギキョウ
山頂までの稜線上ずっと岩に沿うように咲いていたチシマギキョウです。
独標を下る私
独標で少し休憩しました。これからこの急な岩場を下りて西穂山頂を目指します。ここのような急な岩場を何回も通過しながらアップダウンを繰り返します。山頂直下の岩の急斜面を慎重に登ると山頂です。
ピラミッドピークへ
独標を下っていくつか小さいピークを越えてこの尖ったピラミッドピークへ登って行くところです。数人のパーティーが下りてきますので、こちらの安全なところで待っている私たちです。
イワオウギ
狭い稜線から覗くとかわいい花たちが咲くお花畑になっていました。いくつもあるお花畑の一つはこのイワオウギの群落でした。
西穂山頂からつり尾根
たくさんの登山者で賑やかな山頂に到着しました。ここからの前穂と奥穂を繋ぐつり尾根の迫力は圧巻です。またつり尾根を歩いてみたいと思いました。
アゲハチョウ
山頂に着いたその時、大きな蝶がやってきて足元の岩に止まりました。こんなに高いところです、ちょっとお休みして羽を休めていたのでしょう。
山頂から隣のピークへ下る
山頂は人が多く座ってゆっくりお昼を食べる場所もありません。一旦ここを下り、すぐ下のピークに行ってお昼にしました。
西穂山頂
お昼を食べたピークから山頂を眺めるとこんなに尖がった西穂です。狭い山頂にたくさんの登山者がいます。
稜線を戻る
山頂を後に戻ります。飛騨側が切れ落ちた稜線はつり尾根にそっくりです。岩を上ったり下ったり、アップダウンを繰り返します。
ウサギギク
登山道脇に一厘咲いていた大好きなウサギギクです。
イワツメクサ
岩に寄り添うようにいたるところに咲いていた小さい小さい花です。風に揺れて咲く様のかわいいこと。
ヤマハハコ
お花畑に群生していました。
ミヤマアキノキリンソウ
真夏の高山ではもう秋が近づきつつあるのでしょうか、8月になり秋口に咲くアキノキリンソウです。
丸山へ下る私たち
さっきまでいた山頂付近は雲に隠れてしまいましたし、時折下からはガスが上がってくるようになりました。急いで山荘を目指します。
カラマツソウ
西穂山荘裏に咲いていた花、まるでカラマツの葉のようです。
西穂高を振り返る
ずいぶんと下ってきました。少し開けた場所から西穂を振り返りました。一番左が山頂で、右が独標です。間にたくさんのピークがあるのがわかります。
鍋平を7時15分のロープウェイに乗り、西穂高口を7時半に出発、西穂山荘には8時半到着でした。山荘を8時40分出発、写真を撮りながらのんびり登って独標に10時10分に到着、少し休憩しました。独標から山頂へは1時間半の岩稜帯歩きで、11時50分に到着でした。
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