大室山加入道山

大室山-加入道山 Omuroyama-Kanyudouzan (2008.5.17)

春の西丹沢、大室山から加入道山を縦走してきました。用木沢出会いから、新緑を渡ってくる爽やかな風を感じながら緩やかに登って行きました。
犬越路から、ブナの新緑に混じり、トウゴクミツバツツジが咲く尾根道はそれは美しく、稜線上では芽吹いたばかりの初々しいブナに出会えました。

犬越路

燃えるような新緑に彩られる西丹沢自然教室からさらに車で登山口のある用木沢出会いまで入って行きました。朝7時半大室山を目指して出発です。緑が眩しい沢に沿った道から急斜面のジグザグ道を登り詰め、1時間半で檜洞丸と大室山への分岐、犬越路に着きました。非難小屋とテーブルがある尾根上の気持ちの良いところです。

トウゴクミツバツツジ

犬越路から緩やかな九十九折の道を登ると、いくつかのピークの先に大室山が見え隠れするようになりました。尾根道からは、山肌の一面新緑の海にブナの鮮やかな緑や赤や白のトウゴクミツバツツジの彩りが美しく写真を撮りながらのんびり歩きました。

満開のミツバツツジ

咲いたばかりの初々しい花びらを持つ白いミツバツツジです。赤に混じってたくさんの白いミツバツツジが咲いていました。ここからほんの少し尾根を上がると殆どは蕾で、後数週で満開を迎えることでしょう。

ブナの新緑

尾根道のブナの木です。大きな老木に見えますが枝いっぱいに小さな葉をつけていました。

ミツバツツジの葉

尾根道を上がるに連れて、まだ咲いていないミツバツツジ、先の赤い葉が目立ちます。

山桜

小さくてかわいい桜は山桜でしょうか、この付近の尾根道から稜線、山頂までいたるところで満開でした。

山頂付近に咲いていた花は名前が分かりません。直径2cm、背丈5cmほどの小さな花です。

大室山を後に

加入道山へ稜線のアップダウンを繰り返します。この辺りは一面バイケイソウが茂っていました。

ブナの木

稜線上のブナの大木と私、大きさを比べてみました。

ブナの木

もう枯れてしまったブナの老木、緑の葉を茂らせていたのはいつだったのでしょう?

稜線から

加入道山への稜線の下りから新緑に彩られる山肌です。谷から上がってくる風の気持ちの良かったこと。

若葉

ブナの大木にも元気いっぱいの若葉が出ていました。

加入道山付近の新緑

まだ初々しい新緑に彩られた稜線歩きはほんとに素敵でした。

木々の新緑

加入道山から白石峠へ下り、さらに登山口のある用木沢へ、沢に沿って急斜面の下りが続きました。だいぶ下って新緑も深くなった頃、突然の雨に見舞われましたが、木立の中を大急ぎで用木沢出会いを目指しました。

大室山頂

展望のない大室山頂で一緒に行った山友と記念撮影です。この頃までは晴れていた空も、お昼を食べ稜線を加入道山へ向け歩く頃からだんだん雲が多くなり、白石峠を過ぎた辺りから雨に降られましたが、ブナの原生林と新緑の稜線歩きで丹沢の山の深さ、美しさを再認識できた山旅になりました。登山口の用木沢出会いから大室山までは3時間半ほど、大室山から加入道山へ1時間ちょっとの稜線歩き、加入道山から白石峠経由で用木沢出会いまでは2時間弱の道程でした。

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