尾瀬ヶ原 Ozegahara 2015, 10, 31

念願叶って尾瀬ヶ原を歩いてきました。以前夏に至仏山の頂から眺めた尾瀬ヶ原は遥か遠くの燧ヶ岳まで続いていました。
晩秋の尾瀬はきっと静かに違いないと思っていたら、本当に殆ど人に会うことはなく、風が冷たい静かな晩秋の尾瀬ヶ原でした。

アヤメ平へ

鳩待峠から少し登ってきました。峠から登山道には夕べ積もった雪が数センチ、木道に入ってからはとても滑り易く、軽アイゼンを持っていなかったことを後悔しながら、滑らないようにヨチヨチ歩きの連続でした。 まだ樹林帯の中の道ですが、後ろに至仏山が見えてきました。

木道

雪の木道はこんな感じ、あまり登ってないように見えるのですが、徐々に標高を上げていたみたいです。

横田代

なんと広々と気持ちの良い草原?かと思ったら湿原なんですね、突然現れた大きな湿原を横切るとまた次の湿原が現れ、時々雲間からのぞく青空と行く手の燧ヶ岳、後ろに至仏山、なんと気持ちの良い大地なんだろう、 次はお花が咲く初夏に来たいな、なんてずっと思っていました。

横田代から

横田代から前方には燧ヶ岳が見えています。

横田代から

まだまだ木道が伸びています。後方には至仏山がだんだん遠くなってきました。

日光の山々

まだ遠くてどの山が何やら..

横田代を行く

日光白根山らしき山が近くなり燧ヶ岳が大きく見えるようになったので、アヤメ平に近づきました。

アヤメ平から

あんなに遠くに見えていた日光白根山が近くに見えています。(一番高い山は日光白根山だろうと推測です。)

アヤメ平



アヤメ平から

日光白根山と付近の山々が近くに見えています。

道しるべ

アヤメ平の端にあった道しるべ、標高が意外を高く1960mもありました。鳩待峠から標高差300m以上登ってきたみたいです。

辿った道

アヤメ平を振り返るとこんな感じ。写真でも分かるように、日が雲に隠れ、2000m上空は風が冷たく寒かったです。

至仏山

大きな至仏山も遠くなりました。

燧ヶ岳

燧ヶ岳の頭が近づきました。これから富士見峠まで少し下ります。

稜線歩き

まるで高山の稜線歩きみたいでした。片側は絶壁でしたが、晴れていたら本当に気持ちの良いところです。

尾瀬ヶ原

富士見峠から、小屋とは反対側の尾瀬ヶ原へ、長沢新道を竜宮十字路を目指して下りましたが、雪の積もった木道の滑ること、下りなのに随分と時間がかかってしまいました。 ようやく眼下に尾瀬ヶ原が見えてきてホッとしました。

尾瀬ヶ原

峠から2時間もかかって下ってきました。ようやく平らな所に到着しました。遠くに至仏山が見えています。

燧ヶ岳

初めて近くで見る燧ヶ岳は貫禄のある山でした。山頂付近にかかる雲が取れることはありませんでした。

竜宮十字路

竜宮十字路から燧ヶ岳。誰もいないベンチでおにぎりを食べましたが、風が通り抜ける広い原っぱの寒かったこと。

燧ヶ岳

前夜雪化粧した燧ヶ岳の山頂付近です。

至仏山と木道

竜宮十字路から山の鼻まで4.4km、秋の日はつるべ落とし、誰もいない木道を早足で歩きました。

地糖

付近の地糖です。

木道

至仏山まではまだまだ遠いです。

白樺

すっかり葉を落とした白樺の木々、春の新緑はさぞ美しいことでしょう。

木道で

相変わらず同じ景色の中にいる私です。木道は人工物ですが、だだっ広く大きな尾瀬ヶ原と大自然を堪能できました。

ヒツジグサ

水に浮かぶヒツジグサも紅葉するんですね、赤や黄色に染まってました。山の鼻までやって来ると数名の登山者や観光客が帰り支度をしていました。 鳩待峠までは緩やかな登り、久しぶりの長距離(18.5km)を歩いた足にはそれでもキツかったです。このコースには急な登りがありませんが、高山の稜線歩きに似た 素敵なコースだと思いました。きっと夏のお花がたくさん咲く時期にはすばらしい空中庭園散歩が楽しめることでしょう。

秋の山旅へ

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