両神山、八丁尾根 Ryoukamiyama (2007.5.4)
2006年晩秋に行った八丁尾根から両神山にまた登ってきました。今回は前回のように31箇所の鎖場に
驚かされることもなく、稜線にいくつか咲いていたアカヤシオを見ながら、ゆっくり岩場を楽しむことが
できました。もう少しすると、尾根道両側のアカヤシオが満開になり、山はピンク色になることでしょう。
ハシリドコロ
雁坂トンネルを抜け中津川渓谷に沿って登山口を目指します。途中道は右に折れ、日窒鉱山跡地の横を通り過ぎると、上落合橋のところに太い木の梯子が見つかります。近くに車を止め、渓流に沿って登り始めます。流れから離れて樹林帯に入ると、このハシドコロがいたるところに群生しています。紫色の控えめな花が下を向いて咲いています。
コバイケイソウ
しばらくは八丁峠を目指して樹林帯を行きます。峠が近くなるとこのようなコバイケイソウが斜面に群生して、鮮やかな緑色の葉を出しています。花が咲くのはまだ後のようです。
アカヤシオ
登山口からゆっくり1時間ほどで八丁峠に到着です。ここから西岳、東岳を経て山頂まで、鎖場のアップダウンが続きます。近くにアカヤシオが咲いていました。良く見ると尾根道両側にはアカヤシオがたくさんあります。一斉に咲いたらどんなにか綺麗でしょう。
アカヤシオ
今まで見た中で一番かわいいアカヤシオです。花びらが丸く、少し小さいように感じます。
八ヶ岳遠望
八丁峠から少し登ってくると、360度の展望です。遠くに雪を抱いて白く光る八ヶ岳を望みました。
アカヤシオ蕾
今にも咲きほころびそうなアカヤシオの蕾です。
西岳への登り
ピークをいくつか越えて来ると、目の前に西岳の急な斜面が現れます。鎖場にたくさんの登山者がいるのがわかります。
山頂で
山頂はたくさんの登山者で賑わっていました。それを見越して東岳のテーブルと椅子でお昼を食べ、荷物をデポしてやってきました。
東岳からは身軽になって、稜線を軽快に歩いて30分ほどで山頂に到着です。写真はダンナさんと。
ネコヤナギ
山頂付近に咲いていたネコヤナギです。よく見ると、花の先端が黄色、春を感じます。
山頂で山仲間と
山頂は登山者がたくさんいて、座って休む場所もありません。少しだけ方位版をお借りして休憩しました。
アカヤシオ
少しの休憩の後、山頂を後に、荷物をデポしてある東岳まで下って行きます。東岳まで、山頂直下の鎖場、数箇所以外鎖場はありません。東岳で休憩し、荷物を担いで今度は八丁峠まで、鎖場のアップダウンを繰り返しながら戻ります。峠近くに咲いていたアカヤシオです。
フデリンドウ
岩場の尾根道の脇に小さく咲いていたフデリンドウです。気がつかないで、通り過ぎてしまいそうでした。小さな花、拡大しないで載せてみます。どんなに可憐かわかりますね。
アカヤシオ蕾
アカヤシオの蕾です。帰りのほうが行きよりも心なしか、蕾が膨らんだと思ったのは気のせいでしょうか。
八丁峠付近から八丁尾根
下りも登りと同じ位の時間、およそ2時間半かけて峠まで戻ってきました。峠からは樹林帯のつづら道を上落合橋を目指して下って行きます。見上げると、さっき通った両神山の稜線が見えています。
登山口付近の新緑
緑のない道を降りてきました。登山口まで来て、ようやく付近の山肌は新緑に彩られ、日に輝いてほんとうに綺麗でした。
ヤマブキ
日窒鉱山跡地まで車で降りてくると、あたりには無数のヤマブキが今を盛りに咲いていました。新緑とヤマブキ、ところどころ山桜、美しい山の春の風景でした。
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