仙丈ヶ岳

秋の仙丈ヶ岳 Senjoudake (2008.10.04-05)

たおやかで女性的な山、仙丈ヶ岳で山の友と一緒に紅葉と秋の空、風、展望を楽しんできました。小仙丈から黄金色に染まる山肌を
見ながら気持ちの良い稜線歩きができました。数年ぶりに訪れた大好きな山、秋の似合う仙丈はやはり素敵な山でした。

樹林帯を登る

登山口のある北沢峠を9時40分、遅い出発でしたが山頂直下にある仙丈小屋に予約を入れてありましたので、ゆっくりと歩き始めました。少しずつ高度を上げて行きます。朝の空気はひんやりとして秋のお日様がやさしく木立の間から射してきます。

甲斐駒ヶ岳

少し上って樹林帯を抜けると目の前に大きく聳えていた甲斐駒ヶ岳です。

甲斐駒ヶ岳

山頂付近の花崗岩が眩しい甲斐駒でした。大きな岩の塊みたい、男性的な山容です。

槍、穂高遠望

周りが開けてくると、遠くに北アルプスを望むことができました。槍から大キレットを経て穂高へ連なっています。

甲斐駒ヶ岳

何度振り返ってみても、谷を隔てて聳える甲斐駒は凛々しく居座っていました。

小仙丈へ

小仙丈へハイマツ帯の急登を行きます。稜線に出ると、仙丈ヶ岳が迎えてくれる筈、頑張ります。

八ヶ岳

鋸岳と甲斐駒の向こうに連なった八ヶ岳も望むことができました。一際高いのが赤岳です。

黄葉の山肌と中央アルプス

馬の背付近のダケカンバの黄葉もすばらしく、小さく中央アルプスの宝剣岳付近が見えていました。

小仙丈下から甲斐駒

小仙丈は目前です。後ろを振り返るといっそう大きな甲斐駒と周りの山々のすばらしい展望でした。下に見えている尾根を登ってきました。

小仙丈から富士山と北岳小太郎尾根

同じことろから雲海上に姿を現した富士山と右の北岳へ続く小太郎尾根です。

小仙丈から北岳

小仙丈に到着しました。ここで展望を楽しみながらお昼ご飯にしました。時折湧く真っ白な雲と青い空、澄んだ空気、黄葉の山々とこれから登る仙丈、何もかも素敵でした。

北岳と間ノ岳

小仙丈から北岳と間ノ岳が高く並びます。

仙丈をバックに稜線で

稜線を進んで、仙丈のカールをバックに記念写真です。

仙丈ヶ岳

これから登る仙丈ヶ岳、なんともやさしい雰囲気の山容です。

仙丈へ登山道

山頂へ緩やかに登って行く登山道です。頂は稜線に隠れて見えていません。

岩の稜線

数箇所こんな岩場もありましたが、危険なところはありません。

小仙丈を振り返ると

少し登って小仙丈を振り返ってみました。台形の稜線の一番奥が小仙丈です。

稜線から山頂へ

道が仙丈小屋のある藪沢カール側をトラバースします。ここまで来ると、山頂がもうすぐそこに見えています。

仙丈小屋

カールの底に建つ仙丈小屋、この日のお宿でした。

仙丈山頂

ようやく山頂に到着です。北沢峠から4時間のコースタイムのところ写真を撮りながら、おしゃべりをしながら、ゆっくりお昼を食べて、6時間で到着でした。

山頂で山の友と

山頂で山の友と記念撮影です。この後仙丈小屋にチェックインをして夕食までの1時間のんびり過ごすことができました。以前お世話になったときと同じようにご一家で全てお世話をしてくださいました。食事もとてもおいしかったです。

仙丈小屋前、朝の風景

早朝の小屋の前です。北沢峠9:45のバスで広河原に戻るため、ちょっとご無理をお願いして朝食の時間を早めて5:30にして貰いました。おかげで下山は慌てることなく、ゆっくりと紅葉を楽しみながら下ることができました。

朝の甲斐駒

まだ太陽の光が届かず、眠っている甲斐駒です。

朝の八ヶ岳

八ヶ岳もまだ目覚めていないようです。風のない静かな朝を迎えました。

仙丈小屋前で

下山する前に小屋の前で記念撮影をしました。

仙丈小屋を見上げると

ナナカマドの紅葉とダケカンバの黄葉の中を下ります。見上げるとさっきまでいた小屋のあるカールにも太陽の光が射していました。

黄葉に彩られる馬の背付近

もう少し下って、馬の背付近まで下ってきました。太陽の光に黄金色に輝きだしたダケカンバです。

藪沢新道と甲斐駒

藪沢に沿って下ってきました。ずっと谷の向こうに聳える甲斐駒が見守る中、沢音を聞き、滝を眺め、紅葉を愛でながら、下ります。

藪沢新道の紅葉

だいぶ下って来ると甲斐駒は姿を消しましたが、付近の紅葉のすばらしかったこと。

藪沢新道の紅葉

同じ紅葉のグラデーション、綺麗でした。

黄葉と私

黄葉のトンネルで記念撮影です。秋風に揺れる光は素敵でした。今回は大阪の山の友と一緒でした。楽しいおしゃべりに花が咲いて、辛い登りも感じることなく気がついたら、山頂でした。Mさん、Gさん、楽しい山旅をありがとう!

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