花の千畳敷、宝剣岳 (2011. 7. 16)

2011年夏、最初の高山はロープウェイで2600mまで簡単に上がれる千畳敷、宝剣岳に行くことにしました。
展望はもちろんすばらしかったけれど、なんといっても今が見頃を迎えた花たちでした。特に楽しみにしていたのは
ヒメウスユキソウ、稜線上、三ノ沢岳への分岐付近から極楽浄土までの砂礫に小さな花たちが咲いていました。

千畳敷

早朝6時過ぎに山頂駅に到着でした。真っ青な空、眩しいくらいの鮮やかな緑、雲海と山々、すばらしい展望でした。

雲海と南アルプス

雲海の向こうに甲斐駒ヶ岳、その左に鳳凰三山が浮かんでいました。簡単な朝ご飯を食べて出発しました。

宝剣をバックに

緑が鮮やかです。数年前に来たときはまだこの時期雪渓が残っていたのですが、今年は一面の緑とお花です。

クロユリ

以前も確かこの辺に咲いていたと思いながら歩いていると、やはりたくさん咲いていました。下を向いて咲くので気がつく人も少ないようです。

お花畑

小さなツガザクラやコイワカガミなどが無数に咲いていました。

南アルプス

少し登って来ると雲海と南アルプスの連なりが綺麗でした。

乗越浄土へ

こんな登山道を登って行きます。乗越へはアッと言う間ですが、ゆっくりお花の写真を撮りながら登って行きました。

お花畑



ハクサンイチゲ



ミヤマキンポウゲ



ハクサンイチゲ



ハクサンイチゲ



景色



景色



イワツメクサ



宝剣岳頂で

乗越からほんの15分ほどで頂でした。

展望

空木岳方面の稜線と花の山、三ノ沢岳(右側)です。

ハサミ岩で

いつものように私が命名したこの岩に立ってみたけれど、やはり後ろがゾクゾクして恐いので座りました。

イワベンケイ

まだ咲いたばかりのイワベンケイです。宝剣から少し下って右側の岩の陰に咲いています。

キジムシロ

ミヤマダイコンソウにも似ているけれど葉が違うので、キジムシロかな?

イワヒゲ

ヒゲのように岩を這って伸びています。小さな可愛い花が咲いていました。

鎖場を下る

こんな鎖場を下ります。久しぶりの岩場でしたが、手足のバランスもなんとか大丈夫、気をよくした私でした。

ヨツバシオガマ



イワベンケイ

いったいいくつ花が咲いているのでしょう、大きな株のイワベンケイでした。

鎖場を上る

ほんの数メートルの小さな上りですが、新しい鎖がついて足場もしっかりしているので安心です。

宝剣を振り返って

下ってきた宝剣を振り返りました。ここまでほんの10分くらい、アッと言う間です。

三ノ沢岳

宝剣から下って稜線に出ました。すぐに三ノ沢岳への分岐です。その辺りにチングルマがたくさん咲いていました。綺麗な三角形の三ノ沢岳です。

チングルマ

三ノ沢岳への分岐付近に咲いていたチングルマ、まだ咲いたばかり、花が小さいです。

山々の展望

稜線を極楽浄土へ向かいます。右後ろに三ノ沢岳へ一旦下る道と山々の連なりが綺麗でした。

コマウスユキソウ

稜線の道の両脇が砂礫になると、また違う花が咲いています。最初に見つけたコマウスユキソウ(ヒメウスユキソウ)です。北岳や谷川岳のウスユキソウに比べ小さくて可愛いです。

ヨツバシオガマ



コマウスユキソウ



極楽浄土を後に

稜線から下ってきました。辺り一面お花畑です。これからもっと賑やかに咲くことでしょう。

下りで

お花畑の間を縫うように下って行きます。ロープウェイ山頂駅がどんどん近づいてきます。

チングルマ

咲いたばかりのチングルマを見るとつい足が止まってしまいます。

ミヤマキンポウゲ



登山道から見上げると

鮮やかな緑とどこまでも青い空、咲き始めた花たち、ほんとに綺麗でした。今回はロープウェイ利用で楽々登山でしたが、やはり夏山っていいな、そう思いました。

夏の山旅へ

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