秋の焼岳 Yakedake (2011.10.08)
数年前10月末雪が積もった焼岳を目指したことがありますが、ピッケルを忘れてしまったため断念しました。
その焼岳へ再度行ってみました。カラマツの黄葉には早かったものの穂高、裏銀座の山々の展望はすばらしく、
頂から中の湯へ下る道の紅葉も綺麗でした。中の湯へ下る道は木の根やゴロゴロの岩などが多く悪路でした。
田代橋から穂高
沢渡でようやく乗れたバスを帝国ホテル前で下りました。下りたのは私たちだけ。静かな田代橋から朝の穂高連峰です。
登山口へ
田代橋を渡り左へ、登山口へ向かいます。途中猿たちが道にたむろしています、嫌だな、恐いので足早に目を合わさないように通り過ぎます。
朝もや
梓川から分かれた小さな流れがあるのでしょう、薄らと朝もやが立ちこめて綺麗です。
焼岳
登山口から緩やかに上ってきました。いくつか小さい梯子を上ると、これから登る焼岳が見えてきました。
上高地方面
展望が開けてきました、振り返ると帝国ホテルは遥か下に、上高地河童橋方面まで見渡せます。
梯子
以前と変わらず長い脚立を2本繋いだ梯子を上ります。脚立は新しくなっていましたが、やはり安定悪い。
焼岳
梯子を上り、焼岳側に回り込むと焼岳が目の前に大きくなりました。
稜線へ
広々とした笹の斜面をジグザグに上ると稜線に出ます。焼岳小屋があります。
展望台
小屋からほんの10分ほどで展望台に到着です。穂高や笠ヶ岳、裏銀座の山々の展望台です。
西穂、奥穂
展望台から西穂、奥穂です。
展望台で
焼岳をバックに記念撮影でした。
穂高連峰
展望台を後に少し下ります。そして焼岳の斜面を登って行きます。すばらしい展望を背に、噴煙を上げる焼岳へざれた斜面を登ります。
展望
だいぶ山頂が近づきました。遠く槍の穂先が見えています。穂高までの稜線と穂高連峰、すばらしい展望です。
山頂で
焼岳北峰頂で記念撮影をしました。このころあっという間に下からガスが上がってきて穂高の山々を隠してしまい、展望はなくなりました。広い山頂はお昼を食べるたくさんの登山者がいました。
池
山頂から登った斜面と反対側にある小さなエメラルド色の池です。
紅葉
今回下山は始めての中の湯へ下ることにしました。笹の斜面にナナカマドの赤が素敵です。
紅葉
霞沢岳
霞沢岳を見ながら下ります。
紅葉
ナナカマドの真っ赤な紅葉の間を縫うように下ります。左手奥に見えてきた明神、前穂です。
紅葉
霞沢岳をバックに紅葉です。今年は9月の残暑が厳しかったのをうかがわせます。茶色に傷んだナナカマドの葉が目立ちました。登山口から展望台まで3時間、展望台から山頂まで1時間ほどかかりました。山頂から中の湯側の登山口までは岩と根っこの滑り易い道で2時間半ほどかかりました。
車道を上高地へのゲートがある中の湯へ疲れた足取りで歩いていきました。途中疲れて路肩に座って休んでいると、通りがかった中の湯温泉の方が声をかけてくださいました。ゲートまで車に乗せていただくことができました。本当に助かりました。ありがとうございました!
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