西穂高岳 Nishihotaka(2005.8.27-28)

西穂高はロープウェイで山腹まで登れる手軽さもあって、とても人気のある山です。なんといっても目の前の
奥穂、前穂、明神は迫力がありますし、西穂も穂高連峰の一員なのですから。いくつも峰を越えて山頂に
立つと展望はすばらしく、はるか下に上高地を望むと、いつも見上げていた憧れの頂にいる実感に心躍ります。

西穂山荘と焼岳

西穂山荘と焼岳

山荘を後に岩場を登ると展望が開けます。下には山荘の屋根が、焼岳は朝日を受けて輝き、その向こうに乗鞍岳も見えてます。すがすがしい山の朝を迎えました。

霞沢岳と焼岳

霞沢岳と焼岳

丸山辺りまでくると展望はすばらしさを増して、気持の良い稜線歩きができます。穂高に少しづつ近づいて行きます。

西穂へ続く稜線

西穂へ続く稜線

ハイマツに覆われた道を行き、岩がごろごろしたところをジグザグに登って行くと、独標が目の前に現れます。一旦少し下り登り返すと独標です。

笠ヶ岳

丸山から笠ヶ岳

この稜線からはずっと、大きくて立派な笠ヶ岳がお供してくれます。この笠ヶ岳、奥穂や北穂からもこのように立派に見えます。

焼岳と滝雲

焼岳と滝雲

振り返ると焼岳には大きな滝雲がかかり、ゆったりと流れて行きます。山ではいろいろな雲に遭遇しますけれど、この滝雲は朝見られる雲で、まるで生き物のようで迫力があります。

独標からピラミッドピーク

独標からピラミッドピーク

岩をよじ登って独標に到着です。目の前にはピラミッドピーク、その右奥に西穂の頂が少し見えています。

独標を下る

独標を下る

独標を下ると、いくつもアップダウンを繰り返しながら、西穂の頂を目指します。ここの下りは急なので、慎重に岩につかまりながら降りて行きます。

独標を下から見ると

独標を下から見ると

独標から下ってきて振り返って見ました。狭い頂にはたくさんの人がいて、山頂でのひと時を楽しんでいます。

西穂山頂から槍ヶ岳

西穂山頂から槍ヶ岳

ピークをいくつも越え、最後に大きな岩壁を登ると西穂山頂に到着です。すばらしい景色が待っています。遠くにはっきりとそれとわかる槍ヶ岳が姿を見せています。

西穂山頂の人

西穂山頂、人の山

山頂はたくさんの登山者の山でした。 狭い山頂を離れ、一旦下って次のピークへ行って見ると、西穂高の狭い頂上では、ところ狭しと人、人、人の山。

西穂山頂から奥穂とジャンダルム

西穂山頂から奥穂とジャンダルム

山頂から目の前に迫力ある姿を見せているのは、ジャンダルムと奥穂、つり尾根から前穂です。ここから奥穂へは、一般登山道の中では最も危険とされています。2006年夏に奥穂から西穂へ縦走しました。こちらです。

次のピークから見た西穂

次のピークから見た西穂

西穂山頂の人の山を一つ先のピークで見てみると、なんと、西穂高はずいぶんとんがった山でした。

山頂から焼岳方面

山頂から焼岳方面

山頂に戻り、さっき自分が登ってきた道を辿ってみると、デコボコとしたたくさんのピークがあるのがわかります。ここからはるか下となった独標は見ることはできません。

独標へ下る

独標へ下る

山頂で景色を堪能したら、いくつものピークを下って行きます。登山道はずっと飛騨側につけられています。

独標付近から笠ヶ岳

独標付近から笠ヶ岳

独標近くまで下りてきました。焼岳や上高地の展望を楽しみながら、気持の良い尾根道を、アップダウンを繰り返しながら下って行きます。上りで左に見えていた笠ヶ岳も、下りではずっと右側からお供してくれます。

独標付近からつり尾根

独標付近からつり尾根

下山しながら何回も奥穂と前穂を結ぶつり尾根を振り返ります。自分が歩いた道を遠くから見るのは感慨深いものがあります。

独標を振り返る

独標を振り返る

独標を後にしてだいぶ下りてきました。独標を振り返ると、まだたくさんの登山者が登っているのが分かります。西穂山頂はピラミッドピークに隠れてしまいました。

丸山から西穂を振り返る

丸山から西穂を振り返る

ここまで下りてくると、西穂山荘はもうすぐです。丸山から、自分が歩いた道を振り返ってみます。青い空とハイマツの緑、とてもきれいでした。

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